2022年チェキまとめ③~破滅編~
2022年チェキ振り返り第三部です。
第二部 daradarachang.hatenablog.com
"奪わんと欲すれば、まず与えよ" - 老子
自分は割といい歳のオタクである。故に僕のオタク人生のラストアイドルはクロスノエシスAMEBAさんで終わらせる...そういうつもりであった....
僕とクマリデパート
自分が暮らすN県にクマリデパートが来たのが確か6月のアオクマリュームツアーでのことだった。 昼夜のライブで自分が暮らす僻地にアイドルが来てくれただけでもありがたいのにそれが昼夜あるということに感涙していた。 自分にとってクマリデパートはいつでもすぐ隣にいたアイドルグループだった。
コロナ前はフィロソフィーのダンスとmaison book girl(solitude hotel)だけに通っていた。当然クマリデパートは後者のすぐ隣にいた。 タイミングが合ったときにちょいちょい見てはいたものの、関係性まではいいかなと思いチェキには行っていなかった。*1 そして、コロナを経て諸々の理由でクロスノエシスに主現場が移った時、やはり隣に居るのはクマリデパートだった。*2 そして、その間、気がつけばフェスではトリに立つようになっていたりしていて、6人体制大成功じゃんなどと思いながら遠くから眺めていた。
そんなわけで自分にとってクマリデパートは近所の少し知ってる娘がいつの間にか大きくなっていた、そんな感じの距離感でした。
6月のこと
そんなクマリデパートが(間違って)N県に来る!!!
N県をイナゴだ田舎だと馬鹿にするけどクマリデパートとかくるんだぞ!!!という誇らしい気持ちにさえなった。
そのことにむせび泣きながらも内心困っていた... その日の夜は自分の主現場であるクロスノエシスの月に一度の主催公演「cry for the moon 」の日だったのだ... 地元でコスパよくライブを楽しむか、主現場の主催公演のために遠征するかの瀬戸際で昼公演が終わった後も迷い続けていた。
そんな訳でクロスノエシスのTシャツを身につけてライブに行くという倒錯的な行動を取りながらも、交通費を考えれば昼夜ツアーに行くのがコスパ的に正解...と言い聞かせながらライブに参加をしていました。
そして、特典会、クマリは本当に箱推しなのでふらふらっと七瀬マナさんに並んでみた...そしてこれである...
七:名前は?
— ダラクイン (@dadaism0229) 2022年6月19日
僕:だらくいんです
七:あっ分かる!
僕:僕ekoms危険人物リストとかに入ってます?
七:クロノスさんでしょ?
僕:はい
七:(今日行くか)迷ってるんでしょ?
僕:はい
七:だったら行った方がいいって、ちゃんと行ってあげて pic.twitter.com/DjoGUOh1sP
チェキレポの面白さの都合上、クロノス行くかどうか迷ってるんですよねーあははーというやりとりが省略されているのですが...
そして、この言葉に意を決した自分は会場を飛び出してそのまま新幹線に乗って東京に行ったのは別の話... こうして迷ったときに周りの一押しがないと判断できない自分の主体性のなさは本当にヤバいと思う...のもまた別の話...
今、クマリデパートである理由
しかし、急に通い出した理由はこれだけではない。理由はいくつかある 第一に、5月に豊洲pitでクマリデパートを見た時に、七瀬マナさんの声量があり全体のライブの魅力がぐんと増していて、クマリデパートは明らかに売れようとしているし、売れると感じたのもある。 今このタイミングでちゃんと推して、グループが第二宇宙速度を突破するのを支える燃料になる時が来たという直感もあった。*3 第二に、豊洲pitで発表された新曲いまさらだけど恋しませんか?が、自分に向けられた歌のようでドキッとしたというのもある。長年なんとなく知りつつ好感触でありつつもきちんと通えてなかったけど、いまさらだけど通い出して良いよというグループからのメッセージを感じた(そういうところヤマモトショウはまじで天才だと思う)
元々七瀬マナさんの可愛らしさやインスタに上がる私服のセンスの良さなどは感じていたが、ライブで歌唱力を、特典会で人柄に触れてしまった僕は、機会があればクマリデパートに足を運ぶようになった。
### そして通い始める...
沖縄に行ったり、中野サンプラザにも行ったりしていた。
沖縄では、前の日に下北沢のオールナイトイベントから回したことで完全にグロッキー状態になっていたことを心配されたり、列に並んでいるとちょいちょい貧血みたいな症状で列を離脱したりしていることなんかも心配されていた。 今思えば楽しいライブの後にオタクのテンションが低いとライブが良くなかったみたいに思われそうなのでもうちょっと頑張って明るく振る舞うべきだったと思うのだが、体力も血も足りないおじさんなので許して欲しい。
オタクくんなので優しくされると好きになるという王道的な錯覚(これをアイドル以外の人間関係でやるとドン引きされるので気をつけようね!)を経て気がつけば通知を受け取るようになっていたりshowroomを眺めるようになってしまっていた。
そして、2023年1/29現在、気がつけば昔なら行かなかったであろうリリイベとかにも足を運ぶようになり、先日は生誕ライブにも参加した。*4
最後に
そう、僕のラストアイドル計画は破滅した。 しかし、多くのアイドルがオタクを抱え込もうとする昨今、こういう"徳のある"アイドルは本当に大切にしていきたいと思ったのも事実だ。
最後に本当に破滅した話として、12日〜13日下北沢オールナイト→13日沖縄クマリデパート→14日クロスノエシスMAIちゃん生誕という回しをした結果、MAIちゃん生誕の日に疲れているところで判断力を失って酒を飲み(だいたい疲れている人間は明らかに誤った判断をする)、財布を紛失し、終バスを逃すという事故を起こしている。
幸い財布は心ある人に拾ってもらえたので失わずに済んだので結果良かったのだが、2023年は無理な回しは辞めて本当に楽しめる状況をきちんと体力管理して回そうと思う。
奪わんとすれば与えよ、老子はそういったが、彼女は奪うための打算ではなく、本心からそう言ったのだと思う。 しかし、結果はご覧の通りである。
人徳は囲い込みと関係の絶対性が支配する昨今で一つの希望かもしれない。