2020年9月の振り返りです(2020/11/01現在これを書いてます)
特に意味はありませんがブログのタイトルを戒名(改名)してみました。
元ネタは断腸亭日乗(永井荷風の日記)から持ってきていますが、永井荷風に関する知識はありません。
炎上というのはIT用語での炎上、インターネットでの炎上でもあり僕の人生でもあります。また炎上とエンジョイってちょっと語感が似ていてい良いですよね。
ちなみに僕は(自分起因ではない)本番障害障害が出るとアドレナリンが吹き出してテンションが上がるタイプです。
日乗というのは日記という意味でもあり、日常にもかかっています。
ようするに炎上って日常とも読み取れるタイトルなんですがその辺は後付けで単に炎上亭日乗という語感が良かったのでブログタイトルに採用してみました。
というところで9月の振り返りです。
9月は仕事が大きな一山だったり、おとはすとのオンライン特典会が毎週末の午後発生したり、体調を崩して一週間寝込んだり、りんご音楽祭でライブの楽しさを味わったりした。
オサカナの解散ライブも見ていたが、sora tob sakanaが終わってしまうと言う事実を重く感じるほど熱心なファンでもないのにやはり解散ライブをリアルタイムで直視するのはちょっとしんどそうだったのでざっと見しかしていない。
クラファンで届くDVDできちんと見直そうと思う。
8月のフィロのスとオサカナの対バン配信の時に、ハルちゃんが「あなたたちは儚い存在なの!」と言っていたが本当にそうだと思う。
若い女の子の長い人生のほんの数年とオタクの長い人生のわずかに交差するその儚さこそがアイドルの魅力の1つなんだろうと思う。
その一方で踊らせることを辞めないというのがフィロソフィーのダンスであって、アイドルの儚さを否定し長く一緒に過ごせる存在、それがフィロソフィーのダンスが既存のアイドルとは違う一面だと思う。(Negiccoとか類似例は多多あります)
その辺は本書を読めばよく分かるので是非読んで欲しい。
そんなフィロソフィーのダンスの推しメンこと十束おとはさんと数ヶ月ぶりに特典会がオンラインではあるが開かれることになった。
zoomによってもう人間は出社の必要もないし同じ場所で会議をする必要もないんだ!などと言っていた自分も正直オンライン特典会はやりにくいと感じた。
仕組みはこうだ、開始前にアプリにログインし指定された部リンク先に遷移する、そしてカウントダウンと共に推しメンが現れるのを待つ。
そして、突然画面に推しメンのアップが映る、ウルフボブ可愛い、、おめめが大きい・・・いくつもの情報が交錯する。
そして、推しメンから聞こえないぞ〜の一声、マイクの不調ではない、突然現れた推しメンに単に声が出せなかったのだ。
元気だった?という一言にあー、うんまぁ元気だったと応える漏れ。
突如元カノに声をかけられてどう接したら良いか分からないと言った感じだ(いや、元カノに突如声をかけられて近況トークをするという経験はないし、そもそも例えが大変気持ち悪い)
そんな感じで唖然としてる間に30秒経過、画面はぶつんと切れて、自室に戻る。
これは自分の知っている特典会ではない、ここにはオタクとのウォームアップトークもライブもライブハウスというちょっと非日常のテンションが上がる場所でもない。
これはまずいと感じ、次の時には部屋を暗くしたり、フィロのスの曲を小音量でかけたりして、”あの頃”の特典会になるべく近い環境を再現しようとした。
それが上手くいったかどうかはよく分からない。
以下、当事者の当時の肉声である
1回目
急に始まる(しかも予定時間よりまえに!)
— だらくいん (@dalakudou) 2020年9月6日
定番テンプレートが使えない
・ポーズどうする?
・今日の感想
・オタクと話ながら緊張をほぐすことができない
・終わると何事もなかったかのように自室があり現実に一瞬でもどされる
2回目
2回目
— だらくいん (@dalakudou) 2020年9月6日
- ライブハウス感を出すために部屋を暗くしてフィロのスの曲を小音量で流す
- 全画面自分の顔にしてると向こうの顔が映らない
- カウントダウンを見る余裕が出てきた
3回目
三回目、部屋を換えたのでそこが話題になった
— だらくいん (@dalakudou) 2020年9月6日
じゃんけんには負けたのでおとはすのツンデレボイスでふひひって声だしちゃった
5回目
5回目(4回目、乾杯会)
— だらくいん (@dalakudou) 2020年9月6日
- (だらくいんは)良い人だよという声がまず聞こえる
- 僕)あ、、どうも、、すみませんさっき忘れてました :bow:
- (はす)おおそうだ、お前さっき忘れてただろ!!
- あ、、はい、すみません
- 他のメンバーたちの笑い声
何故4回目がないのかというと時間を間違えていて、間に合わなかったのだ。。。
そう、このイベントは一時間に一回、その時間に必ず待機しないといけないのだ。
9月の特典会に片っ端から申し込んでしまった自分は9特典会待ちのために週末は必ず自室にいなければならず、うっかり昼寝することも赦されないという絶望的な状況に自らを追い込んだと気付いたのはこの時だった。
いや、普通に考えれば申し込みタイミングで分かっていたはずなのだが、そういう判断が下せないほど、理性は死んでいたし、なによりも抽選だったので全滅を恐れて全部申し込んで全部当たってしまったのだ。
今思えば見事な戦術である。
オタクにエサを与えず充分に飢えさせてからメジャーCDの発売でネットサイン会とオンライン特典会である。オタクは間違いなくCDに食い付く、そして、オリコン週間2位である。
このご時世オリコンランキングにはほぼ意味はないが、マスに訴えていくにはそういう分かりやすさが必要だ。
宇野常寛が日本文化の論点で言ったところの握手会商法での夜の世界による昼の世界(オリコンランキング)のハックというやつだ。
こうして毎週末は必ず推しメンと近況トークをするようになった。2週目以降はもう世間話しかしていないがそれで充分だったように思う。
かくして、部屋には自分史上もっとも買ったCDとしてドントストップザダンスは部屋に置かれることになる。
しかし、得た者は大きい、おとはすは自分との会話や部屋の雰囲気をよく覚えていて部屋ちがくない?とかオンライン特典会で話した内容をネットサイン会で言及してくれたりした。
認知というのは唯の文字列に過ぎない、しかしこれを信じるとき、それは大きな力となって、ますます応援していきたいと感じた。(なお、筆者は認知厨ではなく、フィロソフィーのダンスという地下アイドルと馬鹿にされる音楽ジャンルにこそ、本当の多様性や未知の音楽が眠っていていてそこが新しい文化の担い手となる可能性があることを世の中に知って欲しいという思いからCDを買っているのであって、いっそ一週間フレンズのように毎週認知が切れて欲しいと思うことすらある。最近の音楽シーンがニコ動上がりに支配されつつある今、ニコ動を経由していない音楽があることもそれが文化の多様性の証明になると思っている。そういうクールジャパンという今ではお寒い用語の本来の姿を作るその末端として推しているのであって、、けっして認知厨ではないのだ。。。)
以上が11月に行われた9月の振り返りである。