Maison book girl tour final solitude HOTEL 5Fに行ってきました

6月23日、大雨の中、日本青年館で行われた Maison book girl のSolitude HOTEL 5Fが行われ、Maison book girlによるツアーファイナルが実施された。

前回の4Fではモニター上に時間を出しつつもその時間を戻したり進めたりすることで、人間が本来持っている体内時計や時間感覚を狂わせることで、不思議な時間旅行の疑似体験を与えてくれた彼女たちが今度はどんな不思議体験を見せてくれるのか楽しみで仕方なかった。

アイドル現場の魅力は行く行かないを直前まで決められる手軽さにあると思っているので、普段チケ取りは直前まで行わない自分だがこのチケットだけはかなり早い段階で申し込んでいた。

こういったライブの開催のペースが半年に一度というのも地方在住オタクとしてはなかなか良いペースに思えた。

 

会場は日本青年館

自分が前に日本青年館を訪れたのはかなり昔のことで確か夏色キセキの放送開始前イベントだったような気がする。

 

が、会場自体すでに立て替えれていたらしく、古くて歴史を感じる建物はいつの間にか、綺麗なホテルに併設された、座り心地の良い椅子としっかりと段差のついたホールに変わっていた。

イベント会場の入り口にたむろするオタクや久々のホールイベントと言うこともあってなんだか声優現場に通っていた頃を思い出さずにはいられなかった。

 

座席はかなり前方のセンターという最高の位置取り!そもそも指定座席でのイベントが久しぶりだったのと、声豚時代と違って最前欲が無いからセンサーに引っかからなかったたまものだろうか。。。

イベント開始前、鳥のさえずりなどが響き渡る場内が暗くなってイベント開始となった。

 

イベント全体のレポートについてはきちんとしたものが上がっているのでこちらを読むのが手っ取り早いと思う。

natalie.mu

 

 

出だしは期待通り、発売したばかりのCD Elude*1の一曲目、レインコートと首の無い鳥から

PVでも使われていた、暗いシーンで服が光ることで頭などが真っ暗になる演出は首が無い鳥を現してるんだろうなというのは多分ブクガ演出の初級レベル。

 

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暗いシーンだとこんな風に光って頭の部分が異様に真っ黒になります。

 

 

全体はこちらのPVを参照下さい

youtu.be

 

・背景に流れる徐々に大きくなる水滴の映像

背景には水滴が鼓動を打ちながら纏まって徐々に大きくなる映像が流れていた。(bath roomの時にはそれは洗い流せるかのように川になって流れてしまった。(まさにbath room!)

この水滴が中心部分になにかがあって、生物の発生の比喩のようにも見えるなぁと明らかに考えすぎな考察をぶつぶつしながらもこれという決定解答は浮かばず。

 

その後はbath roomからfaithlessnessなど強い曲が続き、MCを入れながらライブは続いた。

 

全体を通して光の演出が巧みで、映像では静止画を切って繋ぐことで違うシーンを連続して見せることが可能だが、物質空間でそれをやるためには人間が瞬間移動をするという困難があるが、その解消方法として、光を当てる向きを変えることでカットを切り替えたかの見える演出が巧みで、人が一瞬にして動いたりシーンが切り替わったように見えるようになっていた。

 

本来モニター上でしか作れなかった細かいカット割りという演出を光を当てる角度を細かく切り替えることで再現するというのは新鮮で驚きの舞台表現だった。

cotoeriでのレーザーライト照射などまた同じセトリでいいから見たいという気持ちで一杯だ。

 

今回の特徴としては前回ほど頭をこねくり回すようなものではなくもっと純粋に舞台演出で感性に訴えてくるようなわかりやすさを持ったコンサートだったように思う。

my cut では立つように促され、自分の少し後方からはジャージャーの声も聞こえてきた。

一方的にブクガ演出を見せつける映画ではなくここがコンサート(ライブ)会場で、多くのドルオタ達が持っている曲で盛り上がってウェイウェイしたいという欲求も満たしてくれた。

元来ライブアイドルである彼女たちならではのことだろう。

 

そんな風にして盛り上がりつつイベントはアンコールまで終えて、今回は全体の構成として批評家もどきをうならせるようなことは無かったなぁと思いつつ、まさかのダブルアンコール!

 

新曲のうちやっていなかった教室をやり最後には、ペストマスクと呼ばれる鳥のかぶり物をして演出に最中に曲が突然止まって終了。

「これだよ!これ!」と内心思てっいるところで6Fの告知が出てライブは終了。

 

今回の感想としてはセトリに関しては隙がいっさいなし、masion book girl the best盤が発売するとしたらこれ!という感じのセトリでした。

こうした大衆迎合(?)的な部分で分かりやすく感性に訴えかけつつ、やはり背景の演出や最後のペストマスクを被った首の無い鳥の演出など、批評家もどき(例えば自分のような)受けも狙っていて、バランスがとてもよいライブだったように思う。

 

Maison book girlはカンブリア紀の生物爆発のように湧いたアイドルの中で生き残りをかけた新しい方向を示しているように感じる。

 

アイドルの一つの成功モデルを示し続けている彼女たちのますますの変化と発展を願わずにはいられない。

ブクガ只一人が積み上げ続けているの孤独(solitude)なホテルにはまだまだ上がある!

 

 

 

余談)

汗にまみれた矢川葵ちゃんが可愛すぎて危うくガチ恋するところだった。

 

参考)

当日のセトリ

 

 

*1:身をかわして避ける、逃れる、回避する、すり抜ける、理解できない というような意味がある