シルクのベッドで愛し合おう朝まで

タイトルはブレンパワードって2000年頃のアニメのOPの一節です。

「IN MY DREAM」ってタイトルです。格好いい曲なので聴いてみてください。(イリーガルなものならいくらでも転がっています)
この曲を聴いたのは確か15年ほど前、高校生だった僕がレンタルビデオ店でVHSを借りてみていた時だった気がします。

アマゾンプライムで見れるのでお正月とかに是非見てみて下さい。

https://www.amazon.co.jp/dp/B06X6JJZZK/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_mQulAbJ3Q234X

 

それから約15年、未だにシルクのベッドで朝まで愛し合うことのない人生ですがこの惨状を高校生の僕が聞いたら驚くでしょう。

 

というわけで今週は社会福祉協議会主催のパートナーを探そう会に行ってきました。

民間のモノと違って価格が安いのが特徴ですね(男:3000 女:2000)

が、この婚活パーティというシステムはどうにも好きになれません。

システムをざっくり説明すると、ホテルのパーティ会場なんかを使って女性3人、男性3人ぐらいが座っているテーブルが10個ぐらいあって7分ずつ自己紹介やおしゃべりをしたら男は隣のテーブルに移動してまた7分ぐらいお話しをするというの一周するまでやります。

それが終わったら気に入った人の番号を書いた紙をスタッフに渡してフリートークします。

最後に本命の人の番号を書いて両方が一致したら”つがい”が成立おめでとうございます。

という流れです。

軽食も良かったしスタッフの人が発破をかけてくれますし、かなり努力はしているように見えました。

 

が、僕は若い男女の”つがい”を作るのに今の方法論では無理だと思っています。
そもそも、女性と同じテーブルに着かせて、はい、機会は与えたから後はなんとかしてねって言われてもそういう機会、いやそれ以上の異性との交流機会を小学校から大学まで与えられ続けてもどうしようもならなかった男女ですよ。

それでどうしようもならないからこういう場を頼ってきているのに過去の機会よりも厳しい方法でなんとかしてねって言われても僕にはどうしようもないです。

僕のツイッターアカウント渡すからビックデータを深層学習してシンギュラリティしたAIにカップリングを事前に済まして欲しいです。*1

 

ということを察してかどうかは分かりませんが各座席にはスタッフも同席して質問を振ってくれたりしてなんとかして盛り上げようという熱い意欲を感じました。

しかも民間なら結婚成立時には高い金を払わなきゃならないのにこれをきっかけとして結婚に至った場合には現金数万円をプレゼントと言うからすごいですね。

役所は人口減少に対して結構手を打っているような気がします。

 

が、とにかく男も女も年齢層が高い。
僕もおっさんですが、それを超える年齢層。
どう考えてももう出産育児は厳しいのではという感じの方々も多い。

そんなところに放り込まれても全くモチベが出ません。
こんな辛いところは早く出たい、もう二度とこんなところに来たくないという一心だけで過ごしておりました。

幸い一緒に回った男性が空気の読める感じの方で僕がもう一切会話する気力を失っているのを察してか結構他の女性に質問したりで盛り上げてくれて助かりました。

一応、一人だけ、めっちゃ可愛い子がいました。

表情もよく動くし可愛いなぁと思いましたが、僕のゴーストがやべぇぞと囁くので深入りはしませんでした。(可愛くて愛想の良いのにこういうところに来る女性、考えただけで危険が危ない感じしませんか?)

 

フリートークコーナーにはいり、誰とでも自由に話せるようになると、気に入った人4人まで○を付けた紙をスタッフに渡します。
僕は○を付けずにスタッフに渡しました。

自分に〇してくれた女性が2人いました。しかし誰だかは憶えていません。

とにかく参加費3000円を多少でも取り戻すために必死に食べてました。

 

後参加者全員のプロフィールがA3用紙に印刷されていたのですが好きな芸能人有名人に諸星すみれと書いていた人がいたので、参加者の中で唯一面白そうな人だと思ってその人を探してました。

僕はアイカツ!を知らないと言ったら主人公がアメリカ行った話とか帰ってきて?キリヤアオイちゃんというキャラとバトルしたとかそんな話を一方的に訊かされてアイカツおじさんの恐怖の片鱗を見せつけられました。

 

最後はマッチングコーナー、本命の人の番号を書いてスタッフに渡します。

相思相愛ならマッチングというわけです。

 

結果は6組ぐらいでした。

恐ろしいことにマッチングした”つがい”は前に出てコメントを求められていました。

地獄でした。

アイカツ!の彼は無事マッチングしていました。

そして一番可愛い子はマッチングしていませんでしたがフリートーク中彼女レーンが形成されるぐらい大人気だったので連絡先はいくらでも交換していることでしょう。

僕はスタッフの手違いでマッチングしないことを祈ってました。

そして、終わったら早急にホテルを後にして、僕は東京のアイドル現場に行けば良かったという後悔と共にもう二度とこんなところには来ないと心に決めたのでした。

 

 

余談

趣味に映画とか旅行とか書く人が多い割に映画館に言ってる人って全然いなくて去年君の名は。を見に行ったとかそんな程度の人が多いので、もっとこう人間の面白い部分をむき出しにするような、それこそブレンパワードのOPのように人間を裸にするような、そういうシステムにすればもっと楽しいし、気の合う人どおしで会話が盛り上がれるのかなぁと思いました。

何が足りないかというと個人的には場の問題だと思います。

ライブハウスだと千円払ってティーンアイドルと握手してチェキを取るという異常な行為が正当化されるじゃないですか、あれってライブハウスが現実から切り離された異界だからできることなんじゃないかなと思ってます。

シャイな日本人の精神を解放するには地下アイドルのシステムを婚活に取り込めればおもしろいんじゃないかなぁと思います。

フリートークでも意中の女性にお近づきになるのにトークの隙間を狙うというのは辞めてそれこそきちんとレーン形成した方が分かりやすいと思います。

自己PRも映画とか旅行みたいなものじゃなくて映画ならダンケルクimaxで見たとか旅行なら地元のアイドル的な活動してる子を追いかけてプラハに行ったとかそういう具体的なないようにしてざっくばらんに話せればもっと面白い場になりそうだなぁと思いました。

そんなことを考えつつ今年もあとちょっとですね。

ブレンパワードを見つつ家族とは一体何なのか考えながら過ごそうと思います。

*1:分かった上でいい加減な表現をしています