クロスノエシス AMEBA生誕ライブ2022「pray」の記録

生誕ライブから8ヶ月以上経ってしまい、今更ではあるもののメモはきっちり残っていたり、自分がサボっている間に翼よりとかやリンカーネイションの公式の歌詞が公開されていたりして色々情報も集まったので後の世に残す記録のためにちゃんと書いていこうと思います。

 

基本情報

日時:2022年2月28日(月)

会場:club asia

ゲスト:airatic/代代代※airaticは体調不良者が出たために当日出演辞退

 

タイムテーブル

 

ソロパート

 SE:forest※クロスノエシスのディザー映像で使われた曲

www.youtube.com

 

colorless

白衣装にて登場し、ダンスのみ披露、元々はsoundcloudにある曲だったがそちらは削除され、同じと思われる曲が skit#5としてクロスノエシスのアルバムcircleに収録

 

翼より

普段のフォーメーションと異なり、真ん中にAMEBAさんを置いた状態で他のメンバーが周りで舞う。

introの終わりとともにメンバーは捌けてAMEBAさんのみ直立で歌唱

 

カタルシス

ソロ曲、作詞を担当。音源未公開、歌詞は後日販売され生誕グッズの写真集「inside」に収録

※内容は限定グッズと言うこともあり上げられないが、夜を象徴する単語(月や君の死、夢などといった単語がちりばめられている)また、今回のライブのタイトルである祈りという単語も含まれているが、個人的には祈りというところにはむしろ呪いとか弔いとかそういったものを感じました。

 

クロスノエシスパートのセットリスト

1 インカーネイション

2 薄明

3 ark

4 残夜

5 cross

6 光芒

7 リンカーネイション

 

曲名が漢字、英語の繰り返しとなっているものをカタカナで包み込んだセットリスト。

またインカーネイション(誕生)からリンカーネイション(輪廻転生)というところにも物語的な想像力を刺激されるセットリストとなっている。

また2021年のAMEBA生誕「dream in water forest」はインカーネイションで終わっており、偶然かもしれないがストーリー上きちんと続くようになっている。

 

衣装

2021年12月のワンマンライブ「blank」で披露された白衣装、この時はまだこの衣装は2回目の披露。

また、目元にはアイプチを付ける

 

 

 

 

ゲストの代代代

 

 

その他の関係者

 

 

 

 

装飾品

祭壇

スピリチュアルなようで呼び込みくん*1や全開猫人 POWER CATS*2イーブイなどが混じっていて、一見して清く霊的でありながら、よくよく見れば可愛い普通の女の子らしさが混じっているというAMEBAさんらしさがよく出ていると感じる。

 

ファンの方が作成した祭壇。

煌びやかでとても美しく、青い布というどこかオリエンタルな雰囲気を感じる逸品

 

 

 

生誕グッズ

 

 

生誕グッズは飼い猫のくーちゃんや思想強めのTシャツなど好きなもので溢れたものでした。

フォトブック「inside」本当にどこにでもあるような住宅地や屋上、公園などにそこにそぐわないような出で立ちのAMEBAさんが映し出されていた。(感想は後述)


その他

生誕委員の方が白のサイリュームを配ってくださいました。ありがとうございます。

 

感想

アイドルの生誕といえば、普段から少し外れたことをしても良い場所として機能している。そこではアイドルが好きなアニソンがカバーされたり、普段のライブではできないことができる年に一度の自由な場としてファンもアイドルも楽しめる場になっていると思う。

もちろんそういう場ではパフォーマンスは基本的には問われない、本人が楽しくやっていることが大事だし、少し有名なアニソンとかが流れればファンも嬉しいし普段とは違う"素"の側面が見えるという普段とは違う楽しみ方ができると思う。

 

しかし、今回の生誕では全てクロスノエシス+プロデューサーのsayshineさんの曲を演じることでAMEBAさんという1人のアイドルはクロスノエシスという現象との結合度がますます上がっていったように思える。

それはきっと、AMEBAさんにとって表現者として舞台に立つ自分は"クロスノエシスとして"であり、表現者としての全ては"クロスノエシス"という形でしか表現しえないからかもしれない。

今現在アイドルは数多くいて無限のエンタメが提供されていると思う、その中でも常にグループのコンセプトに寄り添い、よりそのグループの世界感を深めるような表現を選ぶ人は珍しいし、そうした形もまた"アイドル"という世界の懐の深さを感じた。

 

最後のMCでニコニコしながらピースの仕草をするなどとても可愛らしく、美しくも寂しげな世界を表現しながらも、その中には明るく楽しく食べることが好きな"普通の"可愛らしい女の子がそこにはいるのかもしれないし、この二面性(表現者としてのストイックさと可愛らしい女の子)こそが僕が心を捕らわれている理由だと改めて感じたのだった。

 

最後に今年の抱負については健康と答えていたが、彼女がやりたいことは全て"クロスノエシス"という現象として現れるのだから、きっと本人としては健康でさえいられれば個人としての目標は何も要らない(もしくはアイドルAMEBAとして宣言する必要がない)のだと思った。

 

 

AMEBA book「inside」について

またフォトブックについても述べるとタイトルは「inside」。

内側とか中身と翻訳される本書はどこにでもあるような住宅地や屋上、公園などにそこにそぐわないような出で立ちのAMEBAさんが映し出されていた。

そして、ほとんどのカットはカメラ目線でこちらを向いたものとなっている。

 

普段僕たちは基本的にはライブハウスなどの非日常の世界を通じてしかアイドルに触れることはできない。

しかし、ここで映し出されていたのは"日常の世界"にいながらもこちらを視ているAMEBAさんであり、それは決して日常を過ごしている可愛らしい女の子としての姿ではなかった。(例えばあんみつを前にしてこちらを向いている写真はあるが、あんみつを食べているカットはないなど)

 

AMEBAさんは常にファンの心の中(inside)で祈り(pray)を捧げながら見守ってくれている、そんなライブハウス以外にも常に心の中にいる存在をいつでも感じられるような守護天使の祝福でありつつ、その力は熱心なファンにとってはある種の呪いのようなものかもしれない。

祈りという言葉の背後にある二面性、祝福と呪い、これはおそらく今回のみ発表されたカタルシスのテーマの一つでもあり、AMEBAさんが作詞をした他のいくつかの作品、具体的には光芒・幻日・幻光にも通じるテーマにも見えてきたが、これについては今後自分が取り組んでいきたいと思う。

 

最後になりますが、生誕委員のみなさま、サイリュームの配布や肖像画などの装飾品の作成など諸々ありがとうございました。

 

 

資料等

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