11月の振り返り ノマド
2021年11月の振り返りです。
11月は相変わらずお仕事が忙しく、逃げ出したくなることも多いが会社はすでに辞し、逃げ場のない自営業なので自分かプロジェクトどちらかが先に死ぬかだという覚悟で進め一億火の玉だった。
火の玉というか火中に飛び込む弾丸だったのかも知れない。
とはいえ会社員の頃からそういう働き方をしていたので、同じ火中に飛び込むにしても得られる栗が美味い今の方が全然ましだと思うし、プログラマーとして大成できる見込みがない自分としてはこういう身を削る生き方が信頼を得るための生存戦略なのかも知れない。能力の低いソフトウェアエンジニアに仕事は難しい。
また、今の仕事はかなり融通が利くので遠征先のホテルから仕事したりするなどノマドワーカー的なことができているのでありがたいと思うし、実際今月は土日大阪〜月火東京(月曜日はホテルから仕事して翌日ライブ)のようなことができたので、今の仕事になるべく食いついていきたい。
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10月の末に開催されたアイドルさんとのあれこれですっかり”たが”が外れてしまい、リミスタ(インターネットサイン会)で自分が呼ばれているところ(色々あって大冷やかしを受けている)を繰り返し見るなどしているうちに、この快楽に溺れたら自分はモンスターになると感じた。*1
アイドルだけにとどまってはいけない。ここでノマドワーカーの自分としては遊牧民(ノマド)たちがなぜ移動するのか思い出す。
彼らは遊びを求めて好き勝手に移動してるのではなく草を食べ尽くさないように移動しているらしい。
自分もアイドルを摂取しすぎてモンスターになる前に身の置き所を少し動かそうと思って映画館に向かった。
アイの歌声を聴かせて
個人的には竜とそばかすの姫がやるべきこと(家族の活躍シーンを入れる、ミュージカルシーンを入れる、余計なキャラを出さない)をやれていた作品だったように思う。シナリオ的には好み。
ただ、同じ監督のイヴの時間でのロボットが喫茶店で余暇を楽しむという設定の方が思想的には今回のものより進んでいたような気もする。
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他にも色々映画を見ようと思ったが、コンテンツであふれてる今、とりあえずどこから手をつけて良いのか分からないので押井守の映画50年50本という本に出ている映画を見ていくことにした。
が、結局この中からはブラックホークダウンとボーダーラインしか見れなかった。
暴力はいい。人間の非人間性の中にこそ人間を感じる。野生動物よりも人間の方が非人間的だと思える。
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小説
多分キングダムでは悪役っぽく描かれているだろう(見てない)呂不韋の若い頃を書いた小説。
この呂不韋というのは始皇帝の実父という疑惑があるぐらいの男なので、やたらめったらモテる男として描かれている。そのくせ自分はモテる自分に溺れずに、人生について考えたり、弱い人々をどうやって救うかばかりを考えている意識高い系人間なのでどうしようもない。
そういう話なのできれいな女性を表現する文章がたくさん出てくるのでいつかアイドルさんを表すときに使いたい。
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メガネを8年ぶりに変えることにした。
それに当たって視力検査をしてもらったら乱視も入っていると言われた。アイドルに狂って心が乱れていただけでなく目も乱れていたのだから、自分は一体何を見て何を感じていたのだろうかと思う。
メガネを新調したことでよく見える目で世界をしっかり捕らえていきたいが今までSD画質(体感)で推しメンを見ていたのが8K画質(体感)で推しメンを見たらますます心が乱れるのではないのかとも思う。よく見るということは難しい。
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なんとなく古典に触れようと思って聴いてみた音楽。
なんとなく聴いているせいもあるが何も感想が出てこない、内山結愛さんのレビュー力の素晴らさに感嘆するしかない。音楽無知な楽曲派*2に音楽は難しい。
今月一番聴いた音楽
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アイドル
クロスノエシス大阪公演(kolokolとのツーマン(昼)と単独公演(夜))を見に行った。
ひたすら多動していたら、良い感じにノッてたよねと言われ恥ずかしく思う。
大阪でもその数日後のidoriseでもそうだったが、とにかくメンバー全員がライブ中楽しそうで、ワンマンに向けての仕上がりを感じるしawakeという曲が良いタイミングで良い感じに入ってきたなぁと思う。
が、肝心の自分は多動でライブの記憶が消し飛んでいるのでどうしようもない。多動にライブレポは難しい。
awakeはみんなで盛り上がる系だが下世話になった感じはまったくせずクロスノエシスが持つ壮大なテーマも失われてはいない。
大阪で発表された新曲のタイトルはArk、箱船を意味する単語を選ぶところがたまらない。仲村さん作詞は中二心(失礼)をくすぐるセンスがあるので好きだし、今のアイドル界隈にこういう大きなものと接続しようという心意気はあまりないのではないかとも思う。まぁ、アイドル知り尽くしてないのでいうことではないのですが。
今月の一枚
おちゃらけた感じが欲しかったがそれでは抽象的すぎると思いnuanceのわかたん風でと添えたら予想以上にいいものが出てきた。
その一方で、AMEBAさんのメインキャラである麗しさにきちんと向き合っていきたいという思いもあり、オタクにチェキは難しい。
そして、この記事もアイドルから少し離れて回遊しようという試みから始まったがあまり回遊することなく結局アイドルに返ってきてしまうのだから農耕民族にノマドは難しい。