プラハに行ってきました

タイトル通りです。

2017年11月20日近辺でプラハに行って参りました。3泊5日

 

別に一人旅指南とか旅行者のためのメモではありませんが、それを目当てで当ページを開いてしまった人もいるかも知れませんので基本的なことだけで・・

予算:15万もあれば行って帰って観光してお土産買えます。(ただし、11月という観光シーズンオフというのもあります)

飛行機:8万
ターキッシュエアライン、イスタンブール経由でした。
機内食がめちゃくちゃ美味しい上に客室乗務員のイケメン高身長のトルコ人(多分)の方が日本語を話してくれるので全く不自由はありませんでした。

フライトはこんな感じ

成田→13時間→イスタンブール→4時間待ち→2時間のフライト→プラハ

 

宿はこちら

www.tripadvisor.jp

3日で3万(キャンセル時にお金が返ってこない特別コース、朝食wifi付き、観光地の旧市街地から徒歩10分)

部屋も綺麗で朝食も美味しく観光地やスーパー、路面電車や地下鉄の駅が徒歩5分圏内でしかも警察署の前という最高のホテルでした!

 

アイドル的なパフォーマンスを見てきたことについて

こっからが本題です。

そもそもなんでプラハに行ったかですが、地元でアイドル的な活動をしている子がプラハで開催される日本文化を伝える系のイベントに出演すると訊き、ちょっと今年は海外行きたいなぁと思ってもいたのでいい機会なので行ってきました。

 

当日はプラハ市郊外のイベント会場でキャパ500(らしい)はほぼ満員、現地の日本文化への関心の高さがうかがえます。

中では剣舞や太鼓など伝統的な日本文化の演出が行われていました。

僕も一階の一番後ろの列から*1見ていましたが普段は100人も入らないようなライブハウスでしか見たことがなかったので*2これだけの規模と会場で見るのは初めてでちょっとドキドキしていました。

出番が始まると前奏での琴の演奏から始まり、チェコの方々が座る中、いつものオタク達の盛り上げもない中で広い会場を駆け回り一人一人と目を合わせるようにして手を振る様子はとてもエモさ*3がありました。

そして、曲の後半、サビ部分で何十人かの人がフリコピ(ピースを作って腕を振るだけの簡単なものですが)で盛り上がっている姿が確かに見えました。

オタク文化OTAKU文化として伝播した瞬間というのは言い過ぎかも知れませんが、僕にはそう感じました。
そして終了後は誰よりも大きな拍手*4が響き渡っていました。

客と演者が一体となって盛り上がるライブアイドル文化が伝わった瞬間を見れた気がして本当にいいものを見たなぁと思いました。

その瞬間に立ち会わせてくれた数々の偶然に感謝しつつ、後は誇大妄想を書きます。

 

彼女の演出を見ると、衣装は和装をkawaiiにしたようなもので、、曲の冒頭や間奏でも自らの琴の演奏を織り交ぜていて、トラディッショナルとポップなカルチャーが融合した日本文化を伝えるイベントにふさわしいものだったように思います。

 

よく世界が認めるクールジャパンが世界で大人気なんて言説を聴きますが、絶対に嘘で、プラハで何件か本屋に行ってみましたがナルトや東京喰種といった有名どころのマンガがほんのわずかに置かれているだけでした。

文化として根付いているなんてことは絶対にありません。

プラハの街の看板広告はジャスティスリーグ、(観光客向けではない)おもちゃ屋にはディズニーのぬいぐるみとアメリカ一色です。

世界がアメリカやGoogleによって支配される中、僕が好きなライブアイドル文化の一側面が伝わった気がしてとても嬉しかったです。*5

 

世界にはまだまだ未開拓のブルーオーシャンが拡がっている。
クールジャパンは世間的には全く浸透できていない、だからこそ、拡がる余地に溢れている気がしてきました。

 

そんなわけで日本の文化は東京を目指すのではなく世界を目指す、沈没しつつある日本から一つの方向性が見えた気がしてとてもいい体験をしたなぁと思いました。

*1:前の方が全く空いていなかったので

*2:僕の地元でのイベントはほぼ全てそうです

*3:うまく言語化できないのでエモさという言葉で逃げますが多分情動とかって言葉が一番近いと思います

*4:偏見思い込み、客観的なデータ一切なし、主観

*5:個人的には日本文化という名称を出して褒め称えるのは国粋主義者っぽくてあまり好きではありませんでしたが、やっぱり僕の好きな文化が世の中に認められていくのを見るのは心地よさがありました。

1年7ヶ月ぶりに種田梨沙さんを見れたことについて

本日、ご注文はうさぎですか?の劇場版の舞台挨拶を見に行ったので自分史との振り返りをしようと思います。

僕の人生の話なのでほとんどの人にはきっとどうでもいい話です。

 

 

2016年4月声優オタクとしての限界

 

自分は2011年〜2014年頃までは結構頻繁に声優イベントに脚を運んでいました。

が、年々高騰する声優イベントに精神的にも経済的にも疲労し、2014年からは地方民に成り下がったためイベント参加コスト増大によりリソースが確保出来なくなってきていました。

 多分、貯金を諦めれば行けないことはなかったのですが、貯金を辞めたり崩したりしてまで趣味に走っちゃならないと考え、かなりセーブした声豚活動をしていました。(もちろん単純に収入が低いという問題があります)

また、仕事もIT土方からwebエンジニアに変わっていく中で、休みの日でもプログラムを書くことが好きな自分になろうとしていた時期でもあります。

 

そんな中、2016年の春にストライクザブラッドのイベントで種田さんと伊藤さんの共演があったのでいい機会なのでこれを最後に声優イベントとは距離を置こうとしていました。
 

もちろんそれは欺瞞で、声優さんへの終わりなき欲望をとどめることはできず、その年の五月のごちうさのイベントやまんがタイムきららフェスタのチケットをgetして相も変わらず月一遠征を謳いながら声優イベントに行こうとしていました。

 そんな僕ですが、ごちうさのイベントの3日ぐらい前に脳梗塞でぶっ倒れてそのまま入院と相成りました。2016年5月1日のことです。*1

 

声優イベントに行けないという呪い

入院騒ぎでごちうさのイベントも6月のまんがタイムきららフェスタもキャンセル。

 この時はストブライベントを以て声優イベント引退という軽い決心を真実にするための大いなる力が働いたようにしか思えず、毎週のように行われる種田さんが登壇するイベントにもう二度といけないんじゃないかと思っておりました。

 

幸か不幸か脳梗塞でも声優イベントへの欲望を司る細胞が死ななかった僕は呪いを断ち切るために、2016年9月に仙台で行われるマリコレDVDの発売記念のお渡し会(内山夕実さんと種田梨沙さん)に申し込んで見事2回とも当選。

当選直後には、呪いなんてなかったと安堵しましたが、同年9月に入り突然の休業宣言。お渡し会は急遽内山夕実さん一人でやることに*2

 

こうして、2015年頃毎週のように声優イベントに出演し多数のアニメに出演しラジオも常に2本はあるような状態の彼女の仕事が突然消滅しました。

この時に急いで手紙を書いてプレゼントを用意したものの結局出せずじまいで未だに引き出しに眠っています。

 そして恐ろしいことにストブラを最後に引退を決意していた宣言は種田さんに限り有効で、もはや呪いのようにそれは作用していたのです。

2016年9月から 

 彼女は休業中でありながらいくつかのソシャゲに出演したり、ストブラのOVAが発売されたりと、できる範囲で仕事をされていたようです。

 

その後はツイッターでのエゴサ結果をslackというアプリに流す仕組みを駆使して仕事中にそれを眺めては、復帰とか妊娠とかといった勘違いや推測やジョーク(中には櫻井孝宏との結婚妊娠という説まで!)がデマとして、断定口調で拡がっていく様を見ながら裏取りのためにまとめサイトを踏んでしまったりしつつの日々を過ごしていましたがその間に彼女が出演している過去アニメを良い機会だと思って見てみたりしていました。

ちょくちょく役者としての仕事をしていたので喉の病気はきっとあまり関係なくて、声豚向けのイベント参加が追い込んだんじゃないかとも思っていました。

この時期は、その妄想を根拠に声豚が声優やアニメを追い詰めるから声豚は声豚活動を辞めべきという理論を展開していました。

この理論は経済的にも精神的にも声優オタクとして挫折した自分を慰めるに足る理論としては非常に有益で声豚が声優さんやアニメをダメにする理論で自分の声優オタクとしての挫折を肯定して見せたりしていました。

 

その間に地下アイドルにほそぼそと通うようになりましたがその話は割愛します。

 

2017年8月4日復帰そして翌日の試験に合格 

 2017/8/4には事務所からの正式な発表により名実ともに復帰

そしてこれは完全に個人的な話ですが、8月4日というのが個人的には運命的で、8月5日にラブライブ!サンシャイン!!の名古屋公演で遠征を控えていた僕は都会でしか受けられない試験もその日に受けようとしていました。
しかし、試験は予想を超えた難しさで試験予定日前日の模試でもぎりぎり合格でした。

受験料も高く今回は見送ろうかとも思いましたが、種田さんの復帰宣言に後押しされ、受験を決意、試験直前には梅干し*3のおにぎりを食べてそのおかげか見事合格

 種田さんの復帰宣言のおかげで、試験に合格することができました。

Rhodanthe*のラジオへの出演も経て、2017/11/11ついにオタクの前に姿を現してくれました。 

2017年11月11日 舞台挨拶への登壇

 

池袋のみの参加でしたが1年半ぶりぐらいに見る種田さんは以前と変わらず話してる人の方を向いてよく頷き、お辞儀の際も随分と長い時間頭を下げ続ける方でした。

少し痩せた感じも、目の周りの掘りが若干深くなったような、そんな感じもしました。

 

全体的には本当に以前のままでしたが、ここまで戻すのにどれだけの苦労したのかはまったく分かりません。

正直、以前のままであることに安堵も、無理をしているんじゃないかという不安もあります。
髪の長さも去年の休業より少し前の突然の断髪以前、種田梨沙と聴いてぱっと思いつく以前の髪型にまで戻っていました。

彼女は確かに、みんなが望んだ、誰もがイメージする種田梨沙としてオタク達の前に現れてくれました。 

 

懺悔 

 舞台挨拶に参加した身ではありますが、ご注文はうさぎですか?という作品に対する尊敬がほとんどありません。

声優イベントによくある内輪盛り上がり的なトークにもすでに興味がないことにも今日はっきりしました*4

大切なことは種田梨沙さんが約1年と数ヶ月ぶりに人前に現れたその日に僕も立ち会えたことです。思い出作りのためだけの東京遠征でしたが、来年以降も年に一度は種田さんを見に行こうかなと思いました。

 

*1:後遺症もなく元気です。原因について興味のある人は卵円孔開存 脳梗塞 でググるといいと思います、正直隕石に当たるような、そんな事故レベルの脳梗塞です

*2:マリコレのイベント、恐らく種田さん目当ての人も多かったであろう中で当日の仙台では欠席者もほとんどなく、内山夕実さんの感動的なまでの、ちょっと痛々しさすら感じるぐらいの盛り上げのおかげでとても楽しくそしてエモいお渡し会になりました。

*3:種田さんの好物

*4:辛辣なことをいうと、筆者は某村川氏の変人ぶろうとしている態度に耐えきれなかったし、正直周りの観客がなんであんなに盛り上がれるのかも理解出来ませんでした、舞台挨拶特有の当たり障りのないトークの内容にもすでに価値を感じなくなっており、どちらかというと例えば種田さんと水瀬さんのマイクを通さない会話に二人の変わっていない関係性の魅力(行き過ぎると百合営業とも言われる)やお辞儀の長さといった態度に彼女たちの魅力を感じとっていました。また、身も蓋もないことを言うと、彼女の肉体がとてもえっちで、本当に下劣でどうしようもないことですが性的な魅力にも惹かれていた部分があることは事実として認めざるを得ません。

アイドル進化論を読んだのでメモを遺す

こちらの本を読み終えたのでメモを遺そうと思います

www.amazon.co.jp

 

第一章「それは歌手から始まった」

・アイドルの魅力について
 アイドルの魅力は過程であって常に成長途上の存在でなければならない
(大田幸司の未熟さとそこから努力の過程が魅力であるという話から)


南沙織について
 彼女の魅力を活かすために彼女自身を歌ったような「私小説的な作り」の楽曲を用意した

・スター誕生
 71年に開始したこの番組で森昌子桜田淳子山口百恵などを輩出した。
この番組でオーディションからデビューまでを見せることで<過程>の魅力を見せることになる

・二つの視線
 スター誕生などで舞台裏を見せることで視聴者に批評家的な目線を得ることになり、愛情の目線と批評家の目線の二つの視線を得ることになる 

ピンクレディーについて
 彼女たちは完成されたが故に<過程>を失ってアイドルではなく、巨大な娯楽装置となった

キャンディーズについて
 ライブに重点を置いていたキャンディーズは決まり切った操り人形的なアイドル的な活動とニューミュージック的な自意識の葛藤があった*1

 

第二章「アイドルは成長するのか」

・80年代のアイドルにとっては
 アイドルからの脱却ではなくいかにして「アイドルしている」ことの可能性と限界を示すのかを小泉今日子中森明菜を例にして記述が続く*2

松本伊代について
無防備さによってアイドルの仕組みを暴露してしまうことでファンの批評家的な目線と守ってあげねばと言う愛情の目線を得ることができる

 

おニャン子クラブについて
歌はアイドルの付属物である以上にアイドルというアリバイに過ぎなくなるが、お遊びだからこそ思いっきり遊べるようになる

 

第三章「アイドルは<日本>を映す」

・制服向上委員会のライブ
 1995年のライブではオタ芸やオタク棒などを振るうオタク集団の存在が確認され始める*3

 

声優アイドルについて
 声優さんがキャラクターをベースにしてそれを損なわない程度に表に出ることで同じアニメ的次元を共有出来る*4

 

 

まとめ

70年代から80年代の変容についてはなんとなく分かるが、途中から話があっちいったりこっちいったりしてよく分からない点が多い、おそらくはアイドルの世界というモノが肥大化していってまとめきれなくなっていったのだと思う。

とはいえ、通史的な部分についてはかなり座学ではあるが学ぶことができたのでそれはそれで知識として役には立ったように思える。

 

*1:筆者にはよく分からない

*2:読んだけどここから若さの話やつっぱり文化への言及など話が飛び散らかしだしてよく分からない

*3:ここでの話ではノートパソコンを持ち込んでメモを取っていたオタクという存在が語られているが、95年にノートPCを持ち込む人はかなり少数と思われるのでオタクの異常性を語るために作為的に作られた話のようにも思える

*4:筆者はこの意見に賛成ではないし、声優アイドルという怪しげな単語を使っている時点でお察しな内容だが、ある程度の事実でもあるように思える、2017年の視線では女性声優の世界はすでにそれでは語りきれないほどに複雑肥大化してしまっている。指摘にあった声優は年を取らないというのもオタクの間ではある程度認識されている事実のようにも思える

1年半越しにmaison book girlを見れたこと、フィロのスのライブを見れたこと

10/06(金)に東京出張があったのでブクガを見たり、フィロソフィーのダンスを見れたのでその辺のメモを書いていこうと思います。

Maison Book Girlについて

1年半前のこと

1年半ほど前、東京に短期出向をしていた頃の話です。
渋谷の某所にオタクの人に誘われたのが僕とブクガの1stコンタクトだったのですが、正直なことろなんだかよく分からないままついて行きました。しかもトラブルがあって先に物販をやるという事態に!

 

まったく心の準備も話題も、しかも誰かも分からないまま突然の接近戦です。*1

元々歌の後に物販と聴いていたのでライブの感想を言おうと思っていたので戸惑いつつも矢川葵ちゃんレーンに並んだ僕は、思い出したくもない意味不明な会話をして終わるという辛い結果になりました。

そして、当日午後は外せない用事があったため曲を聴くことなく撤退。

その後、東京での勤務を終えた僕は、アイドル現場の楽しみ方も分からないまま、イナゴの國に帰り、会社でブクガのMVを見たりツイッターを見る在宅民として過ごしていた。
しかし、今回出張がブクガと被ることができたので1年半ぶりにブクガイベントに参加することができました。 

思い出の地渋谷へ

土砂降りの中、半泣きで迷路のような渋谷に行き、グーグルマップを開くと場所は東急ハンズの裏、なんと1年半前に辛い思いをした会場と同じ場所でした!

呪われた運命にびくびくしながらも会場に向かうと違う階ということが分かって一安心。 *2

到着後はuijinnさんのライブを楽しみつつ、1年半ぶりにブクガを見れました。

最初はfaithlessness

youtu.be

 

MVと同じくマリオネットのようなかくかくっとした感じの動きをするのですが、ライブではそこに光の激しい点滅が加わって、光るタイミング毎にぱらぱらマンガのように次々に姿勢が変わっていくシーンが魅力的で強烈な映像体験ができたような気がします。

www.youtube.com

 

roomsでは曲が突如無音になるシーンで会場が真っ暗になって、おぉって感じです(語彙力)
ブクガは曲だけで充分過ぎるぐらい楽しめるし正直ライブに行かなくても良いかなと思ってました。

でも違いました。ライブで楽しめるように曲ができてます。
ブクガはライブハウスの舞台映えするように曲ができているようで、SoundHorizonとかのコンサートをちょっと思い出しました。
未見の方は、一生に一度はブクガをライブで見るべきです。

矢川さんとの1年半ぶりの対話

矢川さんとの特典会で、1年半前のことを話題に出してみたら、「hauptさんとのライブの時かなぁ〜」と仰られてなんと憶えていました!
しかもhauptという色々と感慨深いグループの名前まで!
1年半前も昔の話なのに即座に思い出した葵ちゃん、いいなぁと思いました。

本当はCCさくらの話とかライブ楽しかったですとか伝えたかったのですが、それはまたいつかの機会に取っておこうと思います。 

井上さんとの対話

ライブ中、個人的に一番目を奪われたのが井上唯さんでした。
身長も確かにメンバーの中では大きい方*3なのですが、なんだかそれ以上な大きさ(身体的なもの以上のなにか)を感じたため、それを伝えたくて(?)並んでみました。

そして一言目で、「雨、どう?」とかなりフランクな感じで話題が振られました。一限さんでコミュ障っぽい僕を察して話題を振ってくれたりしたんじゃないかと思って勝手に感動していました。

他人との壁が薄いというか結構自由な感じで、裏表がなさそうな感じとかいいなーと魅力を感じました。

フィロソフィーのダンスを見た

翌日は自分界隈で話題のフィロソフィーのダンスに行きました。
ライブも拝見しましたが、目当てのおとはす以外の3人も魅力的すぎて、どの娘も魅力的で、ユニットとしての魅力を感じました。
音楽も良くてライブ会場で曲にノリながら適当に体を揺らして楽しめました。
ダンスミュージックっていうんですかね?あーゆーのも良いですね。

 特典会は出張ついでにパソコンを持っていた関係でおとはすとペアプログラミングチェキを撮らさせて頂きました。(限界オタク

 

 

おとはすは自作パソコンするしはてなブログやってるしアニメをよく見ていたりエンジニアをやっている人はシンパシー感じれてよいです、とても。
 

音楽も映画も都会でないと楽しめない時代になってきている

東京ではimaxシアターでダンケルクを見ましたがすごい迫力で、没入感がすごく高かったです。(長野にはimaxシアターがありません)

木場のimaxシアターは映画館の奥にあって薄暗い廊下を歩くところが、ディズニーランドのアトラクションに乗る前みたいで「特別なところ」に行く感じがしました。
ライブも電車を乗り継いで会場入りして熱気を感じながらイベントの開始を待つ。

体験の手応えを得るためにはそれ相応の準備が必要なんじゃないでしょうか。

 映画にせよ、音楽にせよ、どこでも楽しめるモノから特定の場所でないと100%楽しめないようにできてるんじゃないでしょうか。

映画は3Dやimax映えがするように作られますし、音楽はライブで楽しめるように作られてきています。

 こういった体験の魅力に匹敵するものを都市部以外ではなかなか得がたいですし、人間がどんどん都市部に集まってくるのは仕事だけじゃなくて娯楽の問題もあるんじゃないでしょうか

 

とはいえやはり会場をでたあと、人混みの中で渋谷の街を見るとげんなりしますし、正直こんなところ住めないという感覚しかありません。

 

遊びは都市部、生活は田舎。そういうライフスタイルもQOL高そうですし、都会にあそびに行くコスト(時間もお金も)を減らしていくことが村おこしの一つのヒントになるのではないでしょうか。

 

やっぱ東京は最高だな!という幸福体験と今後も田舎で暮らし続ける幸せと絶望を抱えながら三連休を締めたいと思います。

*1:接近戦という単語は個人的には声優イベント文化圏での言葉という印象が強く、実際には特典会などと呼ぶべきなのだろうが、当時声優文化圏の言葉を使っていた筆者の心情を再現するために接近戦という言葉を用いる

*2:余談ですが呪われた会場はブクガ以前にも某声優ユニットのイベントでも期待外れな内容で悲しい思いをした場所でもあり、あの会場に対する呪いを解くことができませんでした。

*3:本人曰く、平均身長

声優オタクだったかも知れない人が関取のトークショーに行ってみた

タイトルは主語を大きくして炎上狙いに設定してみましたが、ここでは御嶽海の話しかしません。

 

地元で関脇御嶽海の握手会とトークショーイベントをやっていたのでそれに参加した記録です

www.asahi.com

 

イベントの雰囲気については以下のブログをご参照ください

ameblo.jp

 

1.当日について

当日は午前中握手会で午後は自由席でのトークショーでした。
握手会が終わったらそのまま午後のトークショーをさいまえで抑えてるオタクの人も10人弱ぐらいいたのでどのジャンルでもオタクはオタクだなぁと思いました。

 

1.床山さんとのトークコーナー

・御嶽海関の髪質が素直なストレートであること
・ちょんまげを作るのに掛かる時間は1人5分ぐらい

2.刀匠とのトーク

当日は武蔵丸横綱になったときの太刀を打ったという地元の刀匠の方もいていくつかお話しを聴けました。
曰く、刀を打つ際は仕事場に入るとどんな刀を打てば良いのかイメージが湧く

3.御嶽海関とのトークショー

いきなり、9月場所(千秋楽を7勝7敗で迎えて嘉風相手になんか勝利し勝ち越し)にはらはらした人〜と笑いを取りに来ました。

横綱大関が多く休場する中でプレッシャーを感じていたこ
・14日目に胃炎になった*1
・9月場所は印象に残る良い相撲は一度もなかった。全敗した気分
・心がけていることはファンに失礼のない相撲
・(ファンに県外勢が数多く来ているのを見て)日曜日なのにやることないんですか?の発言で笑いを誘う*2
・趣味はダーツ
・本人は寂しがり屋で1人でコンビニにも行けないので付き人か床山さんと一緒に行く
・彼女は欲しいけど、家にいられない生活なので、自分がいなくても1人でも過ごせるようなしつこさがない女性がいい
・(子供達に向けては)スポーツも勉強も遊んで欲しい、親の押しつけに対しては20歳までは抵抗して欲しい
・仲の良い力士は宇良、北斗富士
・負けた後は付き人に取り組みについての感想を聞く、できるだけ誰かと話して発散したい。

4.プレゼントコーナー

関取が抽選ボックスから選んだ数字で入場時に配布される番号でのプレゼントコーナーがありました。

声優イベント、特に学祭とかでよくあるやつですね。

抽選が終わったあとはなんと関取のご厚意で2名の方に関取とのチェキを追加でプレゼント。
それも終わるとさらに関取と誕生日が同じ人や司会や付き人、床山さんと誕生日が同じ人など、とにかく追加でチェキの大判振る舞いです。
ファンサービスの旺盛さに驚きました。

結局自分は当たらず、関取とがぶり四つでチェキを取るという野望が果たされることはありませんでしたが、TVを見ていてもなかなか知ることのできない御嶽海関の人となり(意外とお茶目でファンサービス旺盛なところ)を知ることができてとても面白かったです。

5.感想

長野県出身力士としては数十年ぶりの関取と言うことで期待の高い御嶽海関ですが、若干の贔屓目もありますが、相撲も押し相撲で気持ちが良く、時には横綱相手に金星をあげ続けるなど、今一番期待されるべき力士ではないでしょうか!
また、本人も相撲だけはなく、こういった活動も通じて相撲をもっと身近にさらにファンを増やすために活動されていて、階級に応じて強さ以外にも求められることが増えてきてるのでしょう。

 

今回のトークショーで感じたのは土俵以外でもファンに失礼のない「魅せる、楽しませる」イベントにしてくれて、地元ということ以外にも御嶽海関は信じられる関取だなと思いましたし福岡場所では大関昇進に向けてまずは12勝を決めて欲しいなと思いました。

 

最後に自分の席から取った写真

www.instagram.com

*1:7勝6敗でこの場所優勝する日馬富士との対戦日

*2:声優イベントでも声優さんがこれを言ったら盛り上がるところだろうなって思った

Aqours 2nd LoveLive! HAPPY PARTY TRAIN TOURファイナルのライブビューイング参加メモ

2017/9/30日にメッツライフドームで行われた「Aqours 2nd LoveLive! HAPPY PARTY TRAIN TOURファイナル」の2日目にライブビューイングで参加したのでその時のメモになります。

 初日の名古屋公演を見に行って、ツアーファイナルもライブビューイングという形でしたが参加出来たので、最初と最後を見れたので最低限のツアー参加はできていたように思います。

 公演の中身については色々な方がイラストを交えて魅力を伝えていますし、今更彼女たち創りあげたコンテンツのすばらしさについて、その魅力を説明していってもしょうがないと思いますのでライブビューイングの良かったところと逆にライブビューイングの限界について書いていこうかなと思います。

最後には、申し訳程度にライブで思ったことを遺していこうと思います。  

 

 1.ライブビューイングについて

1.ライブビューイングで良かったところ

1.参加コストの低さ

地方民に取ってはありがたいですよね、交通費も時間も安上がりです。西武ドームという僻地までhappy dirty otaku trainに乗って行かずに済みますし、チケットも安くて取りやすいです。
ちょっと映画でも見に行くかという感覚で行ける気軽さはいいなぁと思いました。 

2.絶対に演者に見られないという安心感

名古屋公演の時はスタンドでしたが前から2列目ぐらいでしかも真横だったので演者さんから見えないとも言い切れないぐらいの近さでした。演者さんが近くに来たときにぼけーっとふんぞり返ってたら気を病ませてしまわないかというほとんど杞憂みたいなことに悩まされることがありません。
 僕個人としても同調圧力でオタク棒を振ってリズムを合わせることに一生懸命になるよりはじっと見ている方が好きだったりもします(もちろん体が勝手に動くこともあるのでそういうときは立って手を振るいますが)*1

もちろん、これは良い面でもある一方で悪い面でもあります。

3.映像がアップで映る

円盤になれば同じ事ですが、とにかくアップの映像が見れるので、すごいですね、歯並びがみんな綺麗で、きっと歯列矯正とかホワイトニングとかしてるんだろうなーって思ったり、斉藤さんの八重歯とかにちょっとときめいたりできます。
キモイデスネ。

2.ライブビューイングの限界

1.絶対にこちらの声が届かない

Aqoursのメンバーはみんな良い娘達なので、必ずライブビューイング組にも声を掛けてライブ参加者として扱ってくれますが、どうしたってこっちの声は届かないことは分かっています。

今の配信システムが双方向性になってこっちの音声もわずかでも現地のスピーカから流れてきたりすれば参加してるという実感をより得られるのかなと思いました。
ネットワークのレイテンシー(遅延)の問題もあるので現状では難しいかも知れませんね

 

ggsoku.com

 

一応、技術的限界は改善が図られていそうですが、正直まだまだっぽいですね。。


せめて、小さなモニターでもいいから会場のどこかに全国のライブビューイング会場の映像が交互に流れたりして、演者さんからの見てるよーって一言が貰えたらすごく嬉しいかも知れませんね。

2.会場内の仕掛けに参加出来ない

会場内では銀テープが舞ったりなんか大玉みたいなのが転がってきたり、水鉄砲で水がまかれたりしますが、あーゆー仕掛けも全国のライブビューイングで実現出来たら楽しそうだなと思います。

会場にいてもボールも銀テープも大玉も転がってこない座席がほとんどだと思いますが。 

3.推しだけを見続けることができない

当たり前ですが、カメラは一つなので自分の推しだけを双眼鏡で追いかけ続けることができません。特定個人を推してる場合は絶対に会場に行くべきだと思いました。

 

 2.個人個人に対する断片的な感想

1.Sさんに対するメモ

Sさんが3人いることに感謝しつつ「如何にしてガチ恋を回避するか」「普段どんな時でも笑顔の彼女が終盤に流れる練習風景での真顔を見て練習の大変さの一端を覗いた気がした」などの断片的なもメモが発見されました。

近未来ハッピーエンドでの衣装がめっちゃ好きです。

2.Tさんに対するメモ

最後の挨拶のコーナーで、わざわざ遠くからここまで来てくれたんだよねという趣旨の発言があって、遠征民キュン死しちゃうなって思った。(所沢自体東京からの遠征地と言えなくもない)

3.Sさんに対するメモ

トークでもあまり絡まず、公演中に流れるミニ映像でも鞠莉さんの出番が少なかったりして彼女の自撮りスキーな僕としては少々物足りなさを感じつつも最後に泣きを見せるところが良かったと思いました。

4.Fさんに対するメモ

姉妹で歌った際の衣装でお姉ちゃんの方はへそだしわき出しだったのに対して妹さんの方はへそもわきも隠されていて、声優さんっぽくていいなーと思いました(しかし、その後の恋になりたいAquariumで普通にへそ出し衣装を着ることになりますが)

 

3.全体的な感想

1.ラブライブ!というコンテンツを引き継ぐプレッシャー

とにかくショーとしての完成度が高くて、ライブビューイングとはいえ充分過ぎるぐらい楽しめるイベントでした。

自分は彼女たちについてほとんど何も知らないのですが知っていれば、1stの頃からの成長度合いなど、エモさはより増していたんだと思います。

一番感じたことは、ラブライブ!というコンテンツを引き継ぐことのプレッシャーだったんじゃないかと思います。

Aqoursの物語はμ'sという伝説を引き継ぐことで成功や勝利が約束された(義務化された)コンテンツでもあると思います。
ダンスや歌が下手でも失敗することは許されず。全部振り付けを憶えてこなさなければなりません。

嫌になることもあるだろう中で体調不良で休むとかということも許されないし、まして降板なんてもってのほかです。逃げることも失敗することも許されない、そういう舞台に立っていると考えるだけでも胃が痛くなりそうです。

 

2.キャラクターとの高い結合度

声優とキャラクターが密結合しているので、色んなところでキャラになることを求められています。

髪型も似せてくるし。そういえば、善子ちゃんは本編でもかなり腕(というか体全体が)細いキャラですが、小林さんも随分と細く見えます。

狙っているのか錯覚なのか声が同じだからかなのかよく分かりませんが、本当にキャラと声優さんがダブって見えてしまいます。
MCパートでもお互いを呼び合う際は必ずキャラの名前でした。

3.今最も才能が集結しているのはここではないか

役者業、歌、ダンス、トーク、ブログ、ニコ生・・などあらゆる方向での活躍が求められる昨今。やはり、今一番の才能が集まるのが声優業*2じゃないかと思います。

サッカーに例えればプレミアリーグフットボールに例えればNFLなど、世界の才能が集まるリーグはどこかにありますが、世界最高峰の声優コンテンツの一つとしてラブライブ!サンシャイン!!はあるのかなと思います。

そういう世界最高のコンテンツを楽しめる立場にいることは本当に幸せなことだと思います。

4.ちょっと気になったところ

ゲームの紹介でμ'sのメンバ-とAqoursのメンバーが声を掛け合うシーンがありましたが、どうなんでしょうかね。。

きららファンタジアみたいな全然違う世界ならともかく、縦に繋がる同じ世界を繋げるのはどうなんでしょうか

少なくとも僕はμ'sは映画版でのライブと現実での東京ドーム公演で幕を閉じた伝説のスクールアイドルだと思ってます。

遠い存在としてのμ'sと彼女たちからは遠い(時間も、地理的にも)Aqoursが彼女たちに憧れてわずかな期間活動する一瞬のきらめき、これが美しいと思っています。

だから、僕はAqoursには(劇中で)伝説的な存在になって欲しくないと勝手に思っています。

アイドルとして名前を遺すことが彼女たちの目的ではないし、伝説にはなって欲しくない、μ'sに憧れてスクールアイドルを始めた田舎の女の子達のちょっとした物語でいいと思ってます。
だからこそ、μ'sとAqoursの接触はあってはならないことだと思うのですが。
思うところはありますが、まぁ楽しみにしている人もたくさんいると思うのでこれはこれでいいのかなと思います。 

5.3rdツアーについて

2018年の初夏とあったので6月から7月ぐらいでしょうか。
福岡はアイマスミリオンの福岡公演で行きましたがご飯も美味しかったしまた行きたい土地の一つなので福岡には参加したいなと思っています。
まだ来年の自分に声豚としての最後の輝きが残っているのかどうか、すでに老いてオタクとしてのモチベを失いつつある自分なので来年のことは全く保証ができませんが、まだ生きていたら参加してみようと思います。

*1:筆者は一度オタク現場卒業の意味を込めて姪っ子におもちゃとしてオタク棒を呉れてしまったので今更オタク棒を握れないという謎の制約の下に生きています

*2:役者部分だけでなく、いわゆる若手女性声優さんが行う業務全般を指す

今更AKB白熱論争を読んだので、気になった点だけ抽出

amazonマーケットプレイスで1円で売られていたAKB白熱論争(2012年8月初版)を今更読んだので、読みっぱなしも良くないので気になった点、面白かった点だけメモ代わりに残しておこうと思います。

 

本書については以下のリンクを参照。

www.gentosha.co.jp

 

 

 

1.本書を読んでみようと思ったきっかけ

ちなみに筆者はAKBの握手会もイベントも行ったことありませんし、メンバーも主な人の顔が分かるぐらいでそれ以外は何も分かりません。
渡辺麻友さんに関してはサンホラーということで一時ブログを購読していた時期がありましたが、別にCD買って投票したりと言うこともやってはいません。ある意味今回本書を購入したことが初めてのAKBに対する出費かも知れません。

 

そんな自分ですが最近ふらふらと地方アイドルイベントに行くことがあるので、今の地下アイドル文化(握手会など)を作ったAKBについても多少は知っておきたいなぁという思いで買ってみました。(送料込みでも258円でしたし)

 

2.全体の感想

頭の良いオタク達がイベントの後の居酒屋で好き勝手しゃべってる感じでとてもテンポ良く楽しく読めました。

イベント後の飲み会での大言壮語、異常にでかくなる主語や断言、神格化、内面の吐露などを体験しているオタクだと楽しく読めると思います。

もちろん、オタクが好き勝手話してるだけでなく非常に頭の良いオタク達がしゃべっているので感心する部分も多数あり、その点について書いていこうと思います。

AKBの各メンバーに対する思い入れや彼女たち個人個人に対する知識はないのでAKBというシステム的な面や時代性などで興味を持ったところ、面白いなと思ったところを抽出して残していこうと思います。

 

余談ですが、本を読む際には付箋紙を付けて読むと、後でこういう風にまとめる際に便利だなと思いましたし、本から得た知識をアウトプットすることで知識も定着する気がしますので今後本を読む際は付箋紙を持ち歩きながらにしようと思います。

 

3.第一部「人はみな誰かを推すために生きている」

1.AKBの魅力的についての言及

・平凡な子達がAKBという場に放り込まれることで潜在能力を発揮し、ファンとのやりとりを通じて成長していく姿を見守っていくアイドル(例えばファンの握手会での「その髪型いいね」のようなやりとりを通して可愛くなっていくなど)

 

2.総選挙制度について

政治家を選ぶ選挙よりも透明性が高い、一年間の活動を通しての純粋にアイドルとしての評価であって日本中のAKBオタクが真剣に投票した結果なのでみんなが納得出来る仕組みになっている上にそれに参加したという手応えが得られる。
また、同じ一票でも国民の権利として与えられる一票と働いて得た一票では重みが違うので有権者の本気度も違う。

今の日本の選挙は政党政治になっているので、風を頼りに維新の会に入るようなのが当選してしまうから政治家としての評価ではなく風に乗っただけで政治家になれてしまうので公平感が足りない。
 

3.コンテンツの衰退と体験が価値を持つようになったことについて

今の時代にコンテンツにお金を払いたいという気持ちは、発信者や作者を応援したという気持ちから生まれる。

情報化によって、コンテンツよりもコンテンツを媒体としたコミュニケーションに価値が発生する。

4.マーケティングについて

消費者の欲しいものを探していては良いものに繋がらない。

自分が欲しいモノを探して世の中に送り出した後に「こんなものが欲しかった」と気付かせる。→新しい快楽を消費者に見せる必要がある

5.推すと言うことについて

推すと言うことがないと社会が成り立たない、推すことで公共性うんぬんとう話をしていましたが、正直何度読んでも分かりません。 

6.ネット右翼について

みんなで繋がるための趣味コミュニティの一つに過ぎない。
彼らの主張が低レベルだとしても彼らが活動で得られる団結感、繋がり感は本物、だから彼らを包括し承認する存在にAKBがなれる可能性がある。

 

4.第二部「では何故人は人を推すのか」

1.アイドルと恋愛について

・自由恋愛の社会がきたことでモテナイ男が発生し、それを救済するためにもアイドルは存在する。

・10代の女の子が持つ最大の能力である、恋愛の力を封印することで、アイドルとしての力を発揮している

2.アイドルは南からくる

南沙織松田聖子など、九州や沖縄からアイドルはくる、大分出身の指原もそれになる可能性がある

(個人的感想:実際にこの後の総選挙では指原が一位をとり、その後2017年まで断続的に一位をとり続けているのでこの指摘が結果的に当たっていて面白いと思った)

3.ハングリーさ

AKBはハングリーさも魅力の一つ、社会の格差が開いたことで、根性やハングリーが気持ちいい時代になっている。

4.AKBと資本主義について

大衆に新しい欲望や快感を与えること(金儲け)を追求することでお金になる新しい価値が生まれる。これが資本主義の自己進化システム

5.ピンクレディーについて

ピンクレディーは80年代を準備したシステムだった。
ピンクレディーの曲を踊っていた女子小学生が20代になるころに松田聖子が現れ男女雇用機会均等法が成立した、彼女たちが消費社会の先鞭をつけた。

(僕自身はピンクレディーについてイメージも湧かないので、納得している部分はありませんが、そうなんだという感じですが、面白い話だったのでメモしておこうと思います)

 

5.最後に自分語りを始めそうになったけど辞めておく

自分も元声優オタクや現役声優オタクと飲むことが多々ありますが、彼らの情熱や知見に圧倒させることが多く、本書もそれに近い感じがして面白かったです。
優秀なオタクの色々な知見を得ることが好きな自分も擬似的にオタク飲み会に参加したような感覚が得られました。

酒の勢いでこのまま自分語りを始めそうでしたが、その部分が長くなってしまったので本書の感想としてはこんなもんで終わらせようかなと思います。

 

ポエムは今年の暮れまでには書こうと思います。